シーズンごとにケアできる肌・心・身体のトラブル

2018-09-02 11:00:00

 日本には四季という素晴らしいものがありますよね。

心も踊る春、生気が盛んな夏、実りの秋、再生の冬など気温や気候も様々です。

自然で生きていく動物や植物もこの四季に合わせて生きていますが、私たちの肌・心・身体はついていけているでしょうか?

季節のトラブルに合わせてケアできるように方法を考えていきましょう。


春のトラブル&ケア方法


【肌】

春になる季節の変わり目に肌荒れを起こす方がいます。

これは気温が温かくなることで毛穴が緩み、時折吹く冷気を取り込むことで血行が悪くなります。

血行が悪くなるとターンオーバーが上手くいかずに肌が再生できない状態です。

角質がはがれ落ちずに厚みを増すことで、肌にくすみが起きたり肌荒れが起こりやすくなるのです。

血行不良を改善するためには半身浴で汗をかいたり、両目から親指1本分ほど下にある「しはく」というツボを中指の腹で小さい円を描くようにマッサージすると顔面の血行が良くなります。

また春は紫外線からの外的刺激も増える時期です。

日焼け止め対策を徐々に始めていきましょう。


【心】

新生活を始める方が多く、ストレスや緊張が溜まりやすい時期です。

休めるときはゆっくりと自身を休めるように心がけてみましょう。

ストレスがあると呼吸が浅くなりがちなので、時折深呼吸をしてみたり副交換神経を刺激して不安や緊張を緩和させてあげましょう。

スイートオレンジ、マンダリン、ベルガモットなどの柑橘系の精油の香りが気持ちを明るく前向きにさせてくれます。


【身体】

温かくなるので薄着になりがちですが、身体を冷やさないように上着を持ち歩きましょう。

花粉症などのアレルギー症状も出やすい時期なので、その日の疲れは翌日に持ち越さないように質の良い睡眠を取れるように心がけましょう。

手のひらから腕にかけてマッサージをすると安眠効果があります。

またマッサージにラベンダーの精油を使ったり、お風呂の湯船に2~3滴垂らして入ると温めながら心を癒してくれます。

ラベンダーの精油を入れたお風呂は日焼けした肌にも効きます。


夏のトラブル&ケア方法


【肌】

暑さで皮脂の分泌も盛んになったり紫外線のダメージも受けるので、吹き出物や肌トラブルが増えます。

吹き出物ではティートリーとラベンダーの湯気スチームを顔に当てて血の巡りを改善させましょう。

キュウリとペパーミントでパックを作り毛穴部分につけると身体の熱を冷まして毛穴を引き締めてくれます。


【心】

昼間の熱が身体にこもってしまい気持ちがイライラしたり怒りっぽくなったりします。

不眠の原因にもなるので楽観的に考えるようにしましょう。

疲労感が溜まるときは安眠効果のあるラベンダーなどの精油を使って心をリラックスさせてあげましょう。

ジャスミンやカモミールなどのハーブティーを飲むことで気持ちに幸福感をもたらして気持ちを晴れやかにしてくれます。


【身体】

熱のこもりで体力が消耗しやすく食欲不振、だるさ、頭痛、不眠になりがちです。

身体の熱を取るために帰ってきたら室内では涼しく過ごしましょう。

ただ冷房のかけすぎは体調不良になるので部屋の風通しを良くしたり工夫が必要です。

短時間でも昼寝をすると体力が回復してスッキリするので効果的です。

そうめん、パスタ、うどんには熱を冷ます小麦が使われているので献立に取り入れて見ましょう。


秋のトラブル&ケア方法


【肌】

空気が乾燥し始め、紫外線の強さも残るので乾燥肌やシワの影響が出やすい時期です。

暑さが残る日でもしっかりと化粧水で保湿をして、乳液の油分で水分を閉じ込めることも忘れずに行いましょう。

秋は夏の紫外線の影響が最も出やすいので、秋に入っても美白効果のあるスキンケアを本格的に行いましょう。


【心】

秋は考え事が増えたり、悲しい気持ちになることが多い時期です。

幸せな気持ちにさせてくれるリラクセージの精油や元気が出るティートリーの精油などを使って気持ちをリラックスさせてあげましょう。


【身体】

空気が乾燥し始めるので喉や咳など呼吸器系がダメージを受けやすい時期です。

また鼻や腸も機能が低下しやすい時期なので冬に向けて体調を万全にしておくことが大切です。

ナッツ類の食材は肺に効果があり咳や腸にも効くので献立に取り入れると良いでしょう。


冬のトラブル&ケア方法


【肌】

乾燥がより一層強くなり、どんなに保湿をしても乾燥しやすくなります。

寒さで暖房をつける機会が多くなり、肌だけでなく喉などもダメージを受けやすくなります。

スキンケアはクリームや美容液で保湿をしっかりと閉じ込めて、マッサージで血行促進も行いましょう。


【心】

やる気を無理に出すと気力を消耗し過ぎてしまうので、春の訪れを待って気持ちを温存しておきましょう。

シナモン、ジンジャー、ゼラニウムなどの香りは気分の落ち込みを回復させてくれるので、イライラやストレスが発散される作用があります。


【身体】

寒さで血行が悪くなることから、冷えの悪循環になってしまいがちです。

首や足首を冷やさないように気を付けて、身体を温めることを大切にしましょう。

冬は体力を消耗しやすいのでダイエットには向いていません。

無理なダイエットは体調不良の元なので、春を待ちましょう。


四季の特徴によって体調や心の変化も様々です。

その季節に合った対処法を知っておくことで、季節を快適に過ごすことができますね。

健康的と肌を守ってこれからの四季を楽しみましょう!