漢方ハーブでつくる美肌と美髪

2018-10-25 09:00:00

 漢方ハーブって知っていますか?

昔から漢方は生薬として健康と美容に役立ってきました。

薬と同じように考えられているほど漢方ハーブは効果が期待されています。

日々の疲れやホルモンバランスの乱れを整えてくれる漢方ハーブとはどのようなものなのでしょう?


漢方ハーブとは?

「漢方」と聞くと苦い薬や薬膳のイメージがありますよね?

漢方ハーブとは多くのハーブや和漢植物があり味・性質・香りなどの特徴を使用して身体のトラブルを緩和していきます。

もちろん薬膳などのレシピもありますがアロマオイルの精油、ハーブティー、芳香浴などを利用するのも漢方ハーブのひとつです。

難しい漢方名や特徴のある香りのハーブだけでなく、わたしたちが親しみやすいハーブや香りも多く使われているのです。

漢方ハーブは心を癒したり身体のトラブルを改善することで、肌本来の性質を健康に保ったり美しさを取り戻します。


漢方ハーブの効能


【ニキビ】

1.ティートリーとラベンダーの精油でフェイシャルスチームケアをします。

洗面器に熱い湯を入れてティートリーとラベンダーの精油を1滴いれます。

タオルを頭からかぶり、洗面器から20cm上まで顔を近づけて蒸気を顔に浴びます。

タオルをかぶることで蒸気を逃げにくくします。

蒸気を浴びるときは必ず目を閉じてくださいね。


2.ヨクイニンパックで肌の調子を整えます。

ヨクイニン粉末20gに精製水とはちみつを混ぜたヨクイニンパックに市販の和漢植物エッセンスであるターメリックとジュウヤクを1滴ずつ入れます。

顔に塗ってパックすることで、ニキビの炎症を抑えます。


【肌荒れ・しわ】

1.ホホバオイル10mlとラベンダーとイランイランの精油を各5滴でフェイスマッサージに使うオイルを作ります。

両手の指を使ってこめかみから耳の前を通ってあごの先までマッサージをします。

あごの下から耳の後ろを通り、首の前から鎖骨へ指を動かします。

鎖骨から脇の下までマッサージをする方法です。

顔の血行が良くなり、体内からの潤いを促します。


2.ヨクイニンローションパックで血の巡りを活性化させます。

ヨクイニンの粒状と日本酒を瓶に入れて1週間冷蔵庫に置きます。

茶漉しでろ過してヨクイニンローションが出来上がります。

ヨクイニンローションに市販の和漢植物トウキを入れてコットンパックにしたら顔の気になる箇所に貼ります。

パックで肌を潤し保湿することで血行を改善させるとくすみやしわを防ぎます。


【抜け毛・薄毛】

1.ホワイトリカー1.8リットルにセンブリ80gを浸けて冷蔵庫に2週間置くとセンブリチンキができます。

スプレー容器にうつしたら頭皮に直接スプレーします。

血行を良くして、育毛環境が広範囲に広がります。


2.地肌のヘッドマッサージが有効です。

スイートアーモンドオイル15mlに市販のニンジン、ボタンの和漢エッセンスを加えてマッサージオイルを作ります。

頭皮を直接マッサージして毛穴の汚れを取り除き、頭皮の血行を促します。

マッサージ後はシャンプーでよく洗い流しましょう。


【白髪】

1.ゼラニウム、ローズ、ローズウッドなどの香りはホルモンバランスを整えてくれる働きがあるので白髪などの改善に役立ちます。

市販の無香料シャンプーなどに精油をプラスして使うだけなので、簡単にに作れます。


2.スイートアーモンドオイル15mlに市販のトウキの和漢植物エッセンスを入れて地肌を直接マッサージします。

血の巡りを良くすることで白髪の改善にも役立ちます。


精油と和漢植物の注意点


精油を使う場合は直接肌につけることは避けてください。

植物油で希釈して使うことがほとんどですが、ラベンダー精油の場合は直接肌につけることで傷跡の軽減に使うことがあります。

和漢植物エッセンスは製品によって異なるので気をつけましょう。

香りによっては妊娠中や幼児には使えない場合がありますので使う前に確認が必要です。

また、和漢植物は生薬とは異なるので飲まないようにしましょう。


 


和漢植物といっても難しい植物ばかりではなく、意外と聞き覚えのあるハーブやオイルも多いのではないでしょうか。

精油や和漢植物はグリセリン、植物油、精製水などで希釈することが多く揃えておくと様々な用途に役立ちます。

和漢ハーブは自然の植物の力を使って自分自身の身体の中から改善させる機能を促します。

毎回薬を使うより安心なので、慢性的な症状がある方はぜひ試してみてくださいね。