健康になれるセルフつぼ押し

2018-07-15 14:00:00

 不調になりやすい箇所はわざわざ整体やサロンへ行かなくても、自分自身でつぼ押しして緩和できることを知っていますか?

肩こり、首こり、目の疲れなど病院にいくほどではないけれど、慢性的につらい痛みを持っている方はつぼ押しをおすすめします。

つぼ押しには速効性があるので、場所を選ばすにすぐに緩和できてしまいます。

では、そんな便利なつぼ押し方法についてご紹介します。


自分でできる「つぼ押し」の方法


【首と肩のこり】

何時間も同じ姿勢をしていると血液やリンパの流れが滞ってしまいます。

それによって疲労や老廃物が溜まり、それが肩こりや首こりへと繋がってしまいます。

つぼ押しによって血液やリンパの流れを改善しましょう。


1.つぼを探す

「足三里」・・・ひざの皿の外側のくぼみから指4本分下です。

「条口」・・・足三里の下の方、ひざと足首の中間あたりです。

「豊隆」・・・ひざと足首の中間にあたる場所、条口の外側です。


2. つぼを押す

床に座って「足三里」「条口」「豊隆」を親指の腹でそれぞれ押します。

5回ほど回し押したら反対側も同様に行います。


【目の疲れ】

最近は仕事やプライベートでもパソコンやスマホなどの画面を見続けることが多くなっています。

目は周りの筋肉を使う状態が長く続き、予想以上に負担をかけています。

つぼ押しは目の疲れ解消だけでなく、たるみやむくみに解消にも役立ちますよ。


1.つぼを探す

「四白」・・・黒目の真下で頬骨の縁の少ししたにある窪みです。

「睛明」・・・目頭と鼻頭の間です。

「攅竹」・・・鼻の付け根と眉間の間の窪みです。

「魚腰」・・・眉のちょうど真ん中です。


2.つぼを押す

人差し指の腹を「四白」に当ててグーッと押し込むようにして刺激を与えます。

人差し指の腹を「睛明」に当ててグーッと押し込むようにして刺激を与えます。

両手で拳を握り親指の腹をこめかみに当て、人差し指の第二関節部分を「攅竹」に当てます

親指はこめかみに固定したまま、人差し指の第二関節部分を眉に沿って滑らせていって「魚腰」を通って刺激します。5回ほど行います。


【緊張性頭痛】

首や肩が凝ると血行が悪くなって緊張性頭痛が起こります。

身体を温めながら凝りをほぐすと血行が良くなって頭痛が緩和されます。


1.つぼを探す

「風池」・・・髪の生え際にある首筋の外側の窪みです。

「肩井」・・・首の中心線と肩先の中間にある、肩の高くなっているところです。

「懸釐」・・・側頭部にあるもみ上げの上で、こめかみの斜め上です。

「清冷淵」・・・二の腕の後ろ側で、肘から指3本分上です。


2.つぼを押す

親指と小指以外の3本指の腹でそれぞれ「風池」「肩井」「懸釐」のあたりに当てます。

指の腹を優しく当てながらゆっくりと5回ほど回します。

各つぼは順番に行ってください。

「肩井」は終わったら反対側も同じように行います。


【腰痛】

ストレスや疲労が溜まると腰痛に表れることがあります。

放っておくと脚のむくみや下腹部の冷えにも繋がりますので、気づいたら早めに対処しましょう。


1.つぼを探す

「委中」・・・ひざを曲げたときにひざの裏にできる横じわの中央部分です。

「志室」・・・ウエストの一番細い部分の高さで、背骨から左右に指4本分外側のところです。


2.つぼを押す

中指と薬指2本の指の腹を「委中」のあたりに当てます。

指の腹を優しく当てながらゆっくりと5回ほど回します。

反対側も同様に行います。

まっすぐに立って腰に手を添えながら、両手の親指の腹を「志室」に当てます。

指の腹を優しく当てながらゆっくりと5回ほど回します。


つぼ押しは場所さえわかってしまえば、出先や仕事中の合間に実践できてしまいます。

自分自身が痛みやすい場所のつぼの場所をいくつか覚えておけば難しくはありません。

速効性があるので、気になったときにサクッとつぼを押しておきましょう。

慢性的な痛みや凝りで悩んでいる方は鎮痛剤を飲み続けるよりも身体に良いと言えます。

さぁ、自分の身体と上手に付き合って痛みや凝りも賢く乗り切りましょう。