ゼロカロリーってホントに太らないの?

2018-07-29 10:00:00

 ダイエット中に気になるワードといえば「カロリー」ですね。


そのため、「ゼロカロリー」と表示されている食品なら太らなくて安心!とついついダイエット中に手が伸びてしまう方も多いことでしょう。


確かに「ゼロカロリー」は魅力。


しかし、そこに思わぬ落とし穴があることを知らない方も少なくありません。


そこで今回はカロリーがゼロだからといって安心してはいけない「ゼロカロリー」食品の注意点をご紹介します。


ダイエットの味方?「ゼロカロリー」


カロリーを極力抑えたいダイエット時。


カロリーがゼロなら太らないと「ゼロカロリー」の炭酸やスイーツをよく利用している方もいることでしょう。


ダイエット中にも甘いものを食べたい、我慢しないで痩せたいという願いをかなえてくれる魔法の食品(に見える)「ゼロカロリー」食品ですが、実は、逆にダイエットを妨げる危険性も含んだ食品でもあるので注意が必要です。


カロリーがないのに太るなんておかしいと思われるかもしれません。


しかし、「ゼロカロリー」食品に使われている人工甘味料(アスパルテーム、サッカリン、スクラロースなど)に問題アリ。


海外の調査では、人工甘味料は太る、腸内細菌に作用して耐糖能異常を引き起こす可能性がある、糖尿病リスクを高めるという報告がされています。


通常の糖に比べて胃や腸で消化されることがない人工甘味料は、確かにカロリーの点だけをみるとほぼゼロ。


ですが、


・ドーパミンを活性化させない人工甘味料では脳が満足感を得ることができないのと同時に強い甘みに慣れてさらなる甘みを欲するようになる

・「カロリーが低い」という安心感に気が緩んで食べ過ぎてしまう

など生理的・心理的要因によって、結果的にダイエットを邪魔してしまうことも少なくないのです。


また、抑うつ症状や血管系疾患などの症状を引き起こすおそれがあることもわかっています。


他にも気になるのが、腸内環境を乱す点です。


一度乱れてしまった腸内環境を正常化させるのは短期間ではできませんし、多くの免疫細胞が集まる腸の健康が悪化してしまってはダイエットどころではなくなってしまうことでしょう。


このように、副作用や毒性、高い依存性が疑われる人工甘味料を使った「ゼロカロリー」食品を安易にダイエットに大量に取り入れることは、百害あって一利なしなのです。


上手に取り入れることが大事


ダイエット中にカロリーが気になるのは当然。


だからといって、カロリーをおさえるために人工甘味料入りの食品ばかりを摂取しすぎることはダイエットを失敗させるだけでなく健康面でも多大な悪影響があるということはお分かりいただけたことでしょう。


では、どのように取り入れるとよいのでしょうか?


方法は簡単。

人工甘味料の危険性を把握し、それに依存したダイエットを行わないことです。

上記のようにカロリーが低く、少量でも強い甘みを感じさせてくれる人工甘味料はとても便利ですが、長い目で見ると逆にデメリットしかないもの。

なるべく食べないようにするしかありません。


甘いものが欲しい場合は、ドライフルーツなど天然の甘さを感じられるものを食べると良いでしょう。


それでも我慢できず、どうしても甘いものが食べたくなった時にだけ適量の「ゼロカロリー」食品を食べるようにしましょう。


まとめ


一見、ダイエット時に役立つ食品に思える「ゼロカロリー」食品ですが、安易に飛びついて大量に摂取すると痛い目に遭う可能性が高いことはおわかりいただけたと思います。


ただ、全くダメ!というわけではなく、危険性を理解した上で量や食べ方などに気を付けて上手に付き合っていけば大丈夫。


これからダイエットをする方、そして今ダイエットをしている方は、「ゼロカロリー」食品には気を付けるようにしてくださいね。