間食するなら和菓子? 洋菓子?

2018-02-28 15:00:00

  間食するなら和菓子? 洋菓子?

 


ダイエットをしていても甘い物は食べたくなるもの。これは誰にでも経験があるのではないでしょうか。


 


甘い物は皮下脂肪になりやすいですが、あまり我慢しすぎるのも考えものです。間食として上手に活用すれば、ダイエット中のストレスを減らすことができます。


 


■お菓子は意外と栄養が豊富

 


最近は、ダイエット中の間食は絶対にダメ! という過激なキャッチコピーはあまり見なくなりました。むしろ、体に良いことを宣伝文句にしている商品もあります。


 


宣伝文句を鵜呑みにしてはいけないのですが、色々な栄養が添加されたお菓子が増えてきているのも本当です。カロリーメイトやソイジョイなどはよく知られていますし、アメリカではコーンフレークやシリアルが朝食として食べられています。


 


こういったお菓子にはビタミンや鉄分などが後から加えられているのですが、伝統的なお菓子にも栄養価の高いものがたくさんあります。


 


例えば和菓子。和菓子の多くは小豆やお米、小麦粉などから作られています。お菓子と言っても、その材料は普段の食事とあまり変わりありません。


 


とくに小豆はタンパク質、ビタミン、食物繊維が豊富で、大豆と同じくらい栄養豊富な食べ物です。食物繊維は糖分の吸収を抑えてくれるので、小豆が多く含まれているお菓子にはダイエット効果があります。


 


一方の洋菓子はどうでしょうか。洋菓子の材料としては小麦粉や卵、乳製品などが多く使われています。卵や乳製品は朝食のメニューとしても定番です。これらの食材にはビタミンBが多く含まれています。


 


炭水化物や脂肪がやや多い点を除けば、洋菓子は栄養バランスの面でも優れています。また、脂肪分が多く入っていると満腹感があるほか、糖分の吸収をゆっくりにするという効果もあります。




■お菓子を食べても太らないためには


 


こうしたことから、お菓子を食べてもそれほど早く太るわけではありません。


 


お菓子を食べても太らないコツは、カロリーオーバーしないこと、食べた分は使い切ってしまうこと、の2点です。


 


お菓子には糖分が入っているので、カロリーは一般的に高くなります。ショートケーキやアップルパイであれば、一切れでだいたい1/2食分のカロリーがあります。これを何切れも食べてしまえば、もちろん太ってしまいます。


 


ですが、食事と食事のつなぎとして食べる分にはそれほど問題がないとも言えます。夕食やランチを少し控えめにすれば、カロリー全体としては低く抑えることもできます。


 


例えば、ステーキなら一人前でケーキ1.5個分くらいのカロリーがあります。これを半分にしておけば、小さめのケーキくらいは食べても大丈夫なのです。


 


また、食べる時間帯にも気をつけましょう。とくに夕食後のデザートには注意してください。夕食を食べた後は、ほとんどベッドに入って休むだけです。つまり、夜のあいだは体に栄養を蓄える時間になるため、皮下脂肪もつきやすくなります。


 


脂肪分はエネルギーになりにくいので、夜のケーキは太ると言えます。ですから、ケーキは昼間に食べたほうが太りにくいです。仕事や学校の休み時間にケーキ、というのは難しいものがありますが、休日に喫茶店でケーキというのであれば問題ないでしょう。


 


同じお菓子でも、和菓子の場合はまた違ってきます。伝統的な和菓子であれば、炭水化物とタンパク質、食物繊維などで出来ています。そのため、和菓子は夜に食べても比較的太りにくいと言えます。


 


空腹時にお菓子を食べることにも注意が必要です。お腹が空いているときは栄養分の吸収も早く、ビタミンなどが不足しているために皮下脂肪になりやすいからです。もし、空腹時に間食するのであれば、脂肪を燃焼してくれるお茶やコーヒーといっしょに食べるようにすると良いでしょう。


 


甘い物にはリラックス効果があり、ストレスを減らすことが知られています。うまく間食として取り入れることで、ぜひダイエットを成功させてください。