毎日ヨーグルトを食べて理想のボディ

2018-05-15 14:00:00

 ヨーグルトがダイエットに良いという話を聞いたことがある人は多いでしょう。ヨーグルトにもカロリーがあるのに、食べると痩せるというのは一見不思議に思えます。


 


ヨーグルトがダイエットにつながる秘密は、そのなかに含まれている乳酸菌やミネラルにあります。こうした微量な成分こそがダイエットに一役買っているのです。


 


■ヨーグルトには何が含まれている?


 


ヨーグルトは乳製品なので、その主な原料は生乳、つまり牛乳になります。外国では山羊などのミルクを使って作られているヨーグルトもありますが、日本ではあまり見かけません。


 


市販されているヨーグルトのなかには、砂糖や寒天を加えて加工されたものもあります。ですが、その主な成分はやはり牛のミルクです。牛乳とヨーグルトの成分はほとんど同じものだと考えて良いでしょう。


 


しかし、ヨーグルトには独特の酸味があります。これはなぜなのでしょうか?


 


その答えは、ヨーグルトが乳酸菌という微生物を使って発酵させている食品だからです。微生物と聞いて心配になる人もいるかもしれませんが、この微生物は体に有害なものではないので安心してください。乳酸菌はミルクに含まれている糖を分解して酸に変えるため、淡い酸味を持っているのです。


 


ヨーグルトも牛乳と同じで、タンパク質や脂肪を多く含んでいます。脂肪は太る原因にもなりますが、牛乳よりはやや少なく全体の3%くらいです。また、ビタミンやミネラルも豊富です。


 


これらはすべて自然由来のものなので、ダイエットや健康を心がけている人にとっては何よりも嬉しい点なのではないでしょうか。


■ヨーグルトで便秘が解消できる


 


栄養がほとんど同じなら、代わりに牛乳を飲んでも良いように思えますが、一番の違いは乳酸菌が入っているという点です。乳酸菌は初めから牛乳のなかに含まれているわけではないので、後から加える必要があります。


 


牛乳に乳酸菌が加わると、牛乳に含まれている栄養を食餌にしてどんどん増えていきます。このとき、乳酸菌は牛乳のなかの糖分だけを栄養にするというのがポイントです。


 


ここで気づかれた方もいるかもしれませんが、ヨーグルトを食べると乳酸菌は体のなかでも同じ働きをするのです。


 


ヨーグルトは、腸のなかで糖分の分解を手助けしてくれます。その結果消化が良くなり、食べたものが吸収されやすくなります。


 


しかし、「吸収されやすい=太る」ではありません。腸のなかにいつまでも食べ物が残っていると、それを栄養にして悪玉菌が増えてしまうため、便秘や肌荒れの原因となってしまうのです。


 


腸のなかに食べ物が残っていれば、いつかは消化されて体のなかに吸収されます。お通じが良ければ余分な栄養はすぐに排出されるのですが、食べたものが体のなかに長く留まっていれば、それだけ皮下脂肪も付きやすくなります。


 


ヨーグルトのなかの乳酸菌は、悪玉菌よりも先に糖を分解することで、悪玉菌が増えるのを防ぎます。悪玉菌は腸のなかでガスを発生させるため、逆に善玉菌を増やすことでお腹のラインもすっきりとします。


 


また、ヨーグルトにはカルシウムやマグネシウムといった良質なミネラルが含まれています。その量は牛乳の約1.2倍くらいあります。なかでも、マグネシウムには腸の働きを活発にするという効果があり、これも便秘の解消を手伝ってくれます。


 


便秘を解消するためにウォーキングやジョギングをしていても、なかなか良くならないという人がいますが、これは汗を出すことで腸のなかの水分量が減ってしまうためです。人によっては、逆に便秘を悪化させてしまうこともあります。マグネシウムはこうした頑固な便秘にたいしても効果があります。


 


ヨーグルトの主な効果は、「消化を良くする」「便秘を解消する」「ガスの発生を防いでお腹をすっきりさせる」この3つです。とくにガスの発生が減るとお腹のラインの見た目は大きく変わりますから、ヨーグルト・ダイエットをまだ試したことがないという人は、ぜひトライしてみてください。