コンプレックスを払拭しよう!

2018-01-15 15:00:00

 ダイエットを始めるきっかけは痩せたい、健康になりたい、綺麗になりたい、など人それぞれですが、共通しているのは「今とは違う自分になりたい」という点でしょう。


 


ですが、今の自分にコンプレックスを持っているという人は要注意です。気の持ちようがダイエットを失敗させてしまうこともあるのです。


 


■ストレスが体重に影響する?


 


誰でも悩みは持っているものですが、自分の見た目や体重にコンプレックスがある人は、つねに心に大きなストレスを抱えています。


 


小さなストレスであれば、逆にやる気や活力につながることもあります。例えば、目標を立てるということも一種のストレスです。こうしたストレスがなければ、人生はとても味気ないものになってしまいます。


 


ですが、大きすぎるストレスはその人にとってプレッシャーになり、心や体の健康にも影響を及ぼします。会社や学校で何か嫌なことがあると、家から出たくない、今日は一日休んでいたいという気分になりますが、こうした経験がある人は少なくないでしょう。


 


このことには、きちんとした理由があります。ストレスが強すぎると、脳は防御の姿勢を取ってしまい、免疫の働きが弱くなったり、体の活動を低下させたりしてしまうのです。


 


小さな動物は恐怖を感じると巣穴などにこもったままじっとして動きませんが、こうした行動には危険を避けるための本能が関係しています。


 


人の体と心もこれと同じ仕組みを持っています。実際、強いストレスを感じているときには、血液のなかで糖を運ぶホルモンの働きが低下します。そうすると、体の基礎代謝が落ちてしまい、冷え性になったり皮下脂肪がつきやすくなります。




■見られたくない、ではなく見て欲しい自分に


 


ダイエットを始めるときには、いったい何から試したら良いのか分からないという人がほとんどです。ですから、「痩せたあの人も最初は自分と同じ」というふうにポジティブに考えましょう。


 


痩せる方法は一つではありません。運動で痩せる人もいれば、食事で痩せる人もいます。


 


なかには、甘い物を食べてダイエットをしたという人もいます。これはお菓子ダイエットと言いますが、このダイエットに成功している人の場合、お菓子を食べることでストレスを減らしているとも考えられます。精神的な負担を少なくすることで、やけ食いなどの無理な衝動を防いでいるわけです。


 


散歩や家事、買い物をするだけでもカロリーは消費します。もっと言えば、寝ているだけでもカロリーは消費します。人の場合、生きているだけで1日に1200キロカロリーは消費してしまうので、安心してください。


 


食パン1枚は160キロカロリーほどです。つまり、食パンであれば7枚半食べなくては1200キロカロリーにはなりません。その反対に15分歩けば40キロカロリーを消費します。およそ60分のウォーキングが食パン1枚分になります。


 


職場や学校への行き帰りだけで、毎日これくらいのカロリーは消費しているのではないでしょうか。ダイエットをすると言っても、ものすごくハードな運動をしなくてはいけないわけではありません。


 


それほど強くないストレスが人の心を活性化することは、心理学者や精神科医も指摘しています。これは、脳からドーパミンという物質が出るためです。


 


ドーパミンには、心地よさを感じさせたり、意欲を高めるという働きがあります。毎日小さな目標が達成できていれば、逆に継続への意欲が湧いてくることになります。


 


見た目と体重は、じつは必ずしも一致しません。筋肉の量が多い人は、痩せていても体重が重いという特徴があります。ですから、ダイエット中はくれぐれも体重計のメモリだけに気を取られないようにしましょう。写真や鏡を見て、納得できる自分になるということが大切です。