ツボ押しで基礎代謝量アップ

2018-08-15 11:00:00

 基礎代謝量は、食べ物や運動、入浴によって増えます。

しかしこれらは、状況が制限されます。

いつでもどこでも実践できる方法ではないですよね。


そこで、場所を選ばず基礎代謝量を増やしたいという人には、ツボ押しをおすすめします。

人間の体には多くのツボがありますが、その中には代謝を上げて、痩せやすくするというものもあるのです。


具体的に、どのツボをどのように押せば良いのでしょうか?

特に効果的な7つのツボを、部位ごとにご紹介します。


■手のツボ


①胃脾大腸区(イヒダイチョウク)


手相でいう生命線の、親指側(膨らんでいる側)が、胃脾大腸区です。

ここは文字通り、胃や脾臓、大腸に効果をもたらすツボ。


爪の先(爪楊枝でも可)で細かくチクチクと刺激すれば、それぞれの臓器の働きが活発になり、代謝アップ効果が出てきます。

お通じの乱れも改善されやすくなりますよ。


②二間(ジカン)


人差し指の付け根の、親指側にあるツボです。


やはり爪の先で、細かく刺激しましょう。

軽くジンジンしてくるまで刺激すると、消化器の働きが良くなり、お腹周りの脂肪が燃焼されやすくなります。


■お腹のツボ


①中かん(チュウカン)


おへそから、指4本分の幅だけ上がった場所にあります。

胃の働きを整えるツボです。


ここに、中指の腹を優しく食い込ませていきましょう。

軽い圧迫感を感じる部分で指を止め、そのまま5秒ほどキープします。

これにより、食べ物の消化が進みやすくなり、その分消費エネルギーが増えます。


②気海(キカイ)


こちらは、おへその指2本分下にあるツボです。

腸の働きに関係しています。


中かんと同じ要領で刺激すると、全身の血行が良くなり、体温が上昇しやすくなります。

また腸の働きも良くなるので、冷えによる便秘の解消にも効果的です。


③関元(カンゲン)


気海から、さらに指2本分下がった場所にあります。

おへそから見ると、指4本分下ですね。


このツボも、冷えの解消には効果的。

中指の腹で、1~2分ほど優しく指圧していると、お腹周りがじんわりと温かくなってきます。


これにより、お腹での代謝量が増えますし、お通じも良くなります。

また、生理痛も緩和されやすくなりますよ。


さらに、ホルモンバランスを整える効果もあります。

生理前や更年期のイライラを抑えるためにも、おすすめのツボです。


■足のツボ


①足三里(アシサンリ)


膝の外側のくぼみから、指4本分下にあるツボです。


足の疲れを取り、むくみを改善します。

また胃腸の働きを良くし、基礎代謝量を増やします。

これらにより体力がアップし、様々な病気が防がれやすくなることから、足三里は「万能養生のツボ」とも呼ばれていますよ。


特に、食事の30分前にツボ押しをすることが効果的。

朝昼夕の3回の食前に、それぞれ7回ずつ、強めに指圧しましょう。


②三陰交(サンインコウ)


くるぶしの内側の、最も出っ張った場所から指4本分上にあります。


このツボも、様々な効果をもたらします。

肝臓の働きを高めて、脂肪燃焼を促したり。

腎臓の働きを助けて、老廃物を排出したり。

消化器の働きを良くして、エネルギー消費量を増やしたり。

基礎代謝量を増やすには、欠かせないツボです。


さらに三陰交は、女性特有のトラブルの予防改善にも効果的とされています。

生理痛や生理不順、更年期ののぼせやむくみに効きます。

また、安産を促すツボとしても知られていますよ。


■まとめ


今回は、基礎代謝量を増やす7つのツボをご紹介しました。


手のツボ

・胃脾大腸区

・二間


お腹のツボ

・中かん

・気海

・関元


足のツボ

・足三里

・三陰交


指で刺激するだけなので、簡単です。

ぜひ、それぞれの正しい位置を把握し、ダイエットに役立てましょう。

胃腸の調子やホルモンバランスを整えるためにも、おすすめですよ。