お家ケアできるキャリアオイルの選び方

2018-07-26 15:00:00

 キャリアオイルって知っていますか?

アロマトリートメントなどで使われているオイルは精油とキャリアオイルをブレンドしているものです。

このオイルでマッサージを行うと肌を柔らかく保湿効果も得られたりします。

キャリアオイルには様々な種類があり、用途や肌質を見極めて使うことができます。

では、どんなキャリアオイルがあるのでしょうか。


キャリアオイルの脂肪酸とは?


キャリアオイルは精油を希釈させて使うものです。

精油はキャリアオイルにすぐ溶けますが、成分は全くことなるもので性質も違います。

ではキャリアオイルは脂肪酸が多く含まれていますが、どんな特徴があるのでしょうか?


【オレイン酸】

酸化しにくいオイルで加熱安定性もあります。

角質層の保湿に役立つので、保湿マッサージに向いています。

オイルの種類はオリーブ、グレープシード、カメリア、ローズヒップなどに含まれています。


【リノール酸】

皮膚のバリア機能が高く乾燥・老化・角化症も予防できるのでアンチエイジングにも向いています。

オイルの種類はグレープシード、セサミ、イブニングプリムローズなどに含まれています。


【a-リノレン酸】

必須脂肪酸であり血流を高め細胞修復や炎症を抑える働きがあります。

オイルの種類はオリーブ、ローズヒップ、ウィートジャームなどに含まれています。


【r-リノレン酸】

血液凝固を妨げて細胞の代謝を助けてくれます。

オイルの種類はイブニングプリムローズ、ボリジに含まれています。


用途で選べるキャリアオイルのタイプ


キャリアオイルは3タイプに分けられていますが、特徴が異なるのでそれぞれの特徴を活かして精油とブレンドしましょう。


【タイプ①】

オイルはホホバ、セサミ、アルガン、マカダミアナッツなど。

香りは薄い、粘土の低いさっぱりタイプ。

肌質も選ばず一番使いやすいタイプです。


【タイプ②】

オイルはアボカド、ボリジ、タマヌ、イブニングプリムローズ、シーバックソーンなど。

効果的な特徴が多いですが香りや粘土が高く、香りも強いです。

クセがあるタイプなので、効果はあるものの好みが別れやすいです。

他のキャリアオイルに少量混ぜることが多いです。


【タイプ③】

オイルはセントジョンズワート、カレンデュラなど。

①のオイルに薬用植物を混ぜたタイプで「マセレイションオイル」といいます。


それぞれの特徴を知ろう!


キャリアオイルを成分別とタイプ別に紹介しましたが、それぞれのオイルにも特徴があります。

精油で希釈する前に知っておきましょう。


【ホホバオイル】

酸化しにくく、人間の皮脂に似ていることから全ての肌に使用可能なとても使いやすいオイルです。

活性酸素を防いで老化防止にも役立つので美容オイルとしても使われています。

10度以下になると固まるので保存には注意が必要です。


【セサミオイル】

浄化とアンチエイジング効果の高いセサミオイルはエステサロンなどで「アーユルベーダ」にしようされるオイルです。

肌のケアだけでなく神経を強くさせ、抵抗力をつけてくれるので美容と健康に役立ちます。

低温圧搾のオイルは香りが強いので、気を付けましょう。


【アボカドオイル】

保湿効果に優れ肌を柔らかくさせる作用があるので、乾燥肌にも効果があります。

種からのオイルは香りが強いので、ホホバオイルなどに少量混ぜて使うと利用しやすいです。


【ボリジオイル】

あまり聞かない名前かもしれませんが敏感肌、、アレルギー、神経性皮膚炎に効果があります。

皮膚の吸収が良く、抗炎症作用に優れています。

血液の循環を促し、関節の動きを良くしたり、保湿効果もあるのでエイジング効果だけでなく加齢にともなう身体の悩みにも対応できます。


【セントジョンズワートオイル】

まさに薬のような花です。

身体には抗炎症作用、火傷、日焼け、痛みの緩和に効果を発揮し、むくみや神経痛などにも効果があります。


【カレンデュラオイル】

保湿と抗炎症作用があります。

赤ちゃんにも使えるのでおむつかぶれ、乾燥した肌に使えます。

赤ちゃんを授乳中のお母さんにも使えるので、親子で安心して使える便利なオイルです。


キャリアオイルには多くの種類があるので症状に合ったオイルを選ぶことができます。

精油と一緒に使うことで相乗効果が生まれるので、とても美容と健康に役立つものができあがります。

ぜひ自分にあったキャリアオイルをえらんで精油とブレンドを楽しみましょう。