女性も注意!?体臭を抑える方法

2018-05-19 16:00:00

 そろそろ暑い夏がやってきますね!


電車やバス、エレベーターなどに乗ると「あれ?汗くさい人がいる!?」って思うことはありませんか?


「汗くさい人=オジサン」なんて思っている方も多いと思いますが、もしかしたら自分自身も臭いが出てるのかもしれませんよ!!


周りの親しい人に気づかれてしまう前に、日頃からきちんとケアしておきましょう!


なぜ汗をかくの?


夏には汗を多くかきますが、ではなぜ私たちは汗をかくのでしょうか?


まず、汗の一番大切な役割は身体の温度を下げることです。


夏に必要以上に高温になった身体は汗をかくことで、皮膚から汗が蒸発する気化熱を利用して体温を下げています。


汗をかくことで私たちは自身の体温調節ができるため、真夏の暑い時期にも活動することができているのです。


また、汗は皮膚の表面に出てきたときに皮脂と混ざることで、自身の皮膚を守る働きもしています。


暑い時期に汗をかくことがどんなに大切なことかがわかりますね。


汗には種類がある!?


わたしたしが汗をかく理由はいくつかあります。


まず、1つめは暑い夏に身体の温度が高くなってかく汗や運動でかく汗で「温熱性発汗」と言われています。


2つめは、緊張したときに出る汗で「精神性発汗」と言われています。


3つめは辛いものを食べたときに出る汗で「味覚性発汗」といわれています。


明らかに汗をかいた実感のある汗と、思わぬときに気づいたらかいてる汗があるのです。


わたしたちの身体からは、合わせて1日平均900mlの水分を汗に奪われています。


ですから夏はもちろん、涼しい時期でも水分補給が必要になってきますね。


 

【温熱性発汗】


暑いと感じたときや運動やお風呂による体温の上昇を下げるために出る汗。


汗をかく部位はほぼ全身で、手のひらや足の裏はあまり汗をかきません。


汗の種類はエクリン腺で、無色無臭です。


サラッとした汗であまり臭いの悩みは少ないタイプです。


【精神性発汗】


極度の緊張や驚いたとき、短時間に出る汗です。


ストレスを感じたときもかく汗で、手や足の裏や脇の下に出ます。


精神的な理由が多く、汗の種類はエクリン腺とアポクリン腺です。


【味覚性発汗】


辛いものを食べたときに、鼻や額に出る汗です。


汗の種類はエクリン腺で無色無臭です。


エクリン腺は身体のあらゆる場所から出る汗で無色無臭ですが、アポクリン腺は脇の下に多く出る汗で、もともと無色無臭ですが中に含まれるタンパク質と皮膚の表面にある細菌によって不快感のある臭いになります。



嫌な汗を防ぐ方法は?


汗が出ることは人間にとって必要な機能で、自然なことでもあります。


でも、嫌な臭いになるのは避けたい!加齢臭にはなりたくない!


不快な臭いになる前にしっかり対策をしておきましょう。


 


先程の不快な臭いがする汗は、汗が出たときにそのまま放置することにより皮膚の表面で皮脂と細菌が混ざり合うことで起こります。


ですから汗が出たときに早急に拭きとることで、不快な臭いを防ぐことができます。


また、汗をかきやすい夏は朝晩シャワーを浴びたりデオドラント石鹸やスプレーなどで改善されます。


外へ出て汗をかいたときは、一度拭いてまたデオドラントスプレーをつけ直すことも大切です。


 


加齢臭の場合は、加齢による皮脂の酸化などが原因で、頭や上半身から不快な臭いがします。


朝晩のシャワーや加齢臭に効果のある石鹸やデオドラントスプレーを上手く使いましょう。


加齢臭は衣服に付くと臭いが定着してしまうので、こまめに洗濯やクリーニングに出しましょう。


 


どちらの場合もまずは身体を清潔に保つことが重要です。


汗や加齢臭は誰にでも起こることなので、身体から臭いのある皮脂や汗として出たときにすぐ洗ったり拭き取ることで、臭いの定着を防ぐことができます。


とくに精神性発汗であるアポクリン腺は臭いがする汗を含んでいるので、緊張したり驚いたときの汗には注意しましょう。


 


また、普段から汗がよく出る方は汗腺が働きよく機能しているため、汗のろ過が順調に進んでいることからサラサラの汗が出ていることが多いです。


でも普段汗が出にくい方は汗腺の働きが悪い可能性があり、ろ過が上手く進まずネバネバした臭いのある汗が出ている場合があります。


汗腺も鍛えることにより良く機能しますので、日頃から適度な運動で汗をかくことも大切です。


汗の臭いは種類によって正しい対処をすることで、臭いを抑えることができます。


体質や加齢のせいだと諦めずに、今からできることから始めてみましょう。


何歳になっても臭いに悩まされない、さわやかな大人の女性を目指しましょう!