美容脱毛の歴史

2018-03-28 16:00:00

 レーザー脱毛に、IPL脱毛に、SSC脱毛。

昨今では、様々な美容脱毛が流行していますよね。

これらがメジャーになったのは、2000年代に入ってからのこと。

それまでにも美容脱毛は行われていましたが、効果や安全面などの問題から、あまり普及していなかったようです。

具体的に、どのような美容脱毛だったのでしょうか?

ここでは、昔の様々な脱毛方法をご紹介します。

比べてみることで、現在の美容脱毛の安全性や効果の高さがわかりますよ。


古代の美容脱毛

美容脱毛は、はるか昔から行われていました。

なんとその始まりは、今から約6000年も前だったようです。

現代女子だけでなく古代女子にとっても、ムダ毛は美容の敵だったのですね。

ただし、脱毛方法はとても原始的でした。

お肌を紐でこすりながら、ムダ毛を引っかけて抜いたり。

お肌に石灰やデンプンを塗ることで、抜けやすくしたりといった具合です。

時代が進み、今から2000年ほど前になると、ピンセットやカミソリも使われるようになりました。

さらにエジプトでは、蜂蜜をお肌に塗り、固めてからムダ毛と一緒に引きはがすという美容脱毛も行われていました。

かの有名なクレオパトラも、この方法で美肌を保っていたそうですよ。

日本でも、平安時代には眉抜きが行われていたようです。

江戸時代になると、軽石でお肌を削りながらの美容脱毛が行われるようになりました。

このように昔の人々は、様々な工夫をしてムダ毛を処理していました。

しかしいずれも、本当にムダ毛がなくなるのか、お肌に問題が起こらないか、心配になる脱毛方法ですね。


19~20世紀の美容脱毛

19世紀になると、電気脱毛が登場します。

毛穴の中に針で電気を流し、毛乳頭を破壊するという方法です。

当時はこれは、美容ではなく、逆さまつ毛の治療が目的でした。

しかし、半永久的な脱毛効果が期待できるということで、ムダ毛処理にも活用されるようになりました。

これが、現在のニードル脱毛の始まりです。

当時は施術にかなりの手間暇を要したのですが、現在では高性能な針が開発されたことから、スムーズに施術できるようになっています。

また、20世紀になるとレーザー脱毛器も開発されました。

レーザーをムダ毛に照射し、その根元にある毛乳頭を熱するという脱毛です。

針で流す電気と比べると、レーザーはパワーが弱めですが、その分安全性は高めです。

なおかつ広範囲にスピーディに施術できるということで、評判となりました。

このレーザー脱毛も、現在でもさかんに行われていますよね。

もちろん技術開発により、効率は当時よりも格段にアップしていますよ。


21世紀の美容脱毛

さて、21世紀になると、いよいよ光脱毛が登場します。

インテンスパルスライトを使ったIPL脱毛や、クリプトンライトを使ったSSC脱毛ですね。

どちらも、レーザーよりもさらにパワーが弱いため、とても安全です。

かつての美容脱毛で付き物だった「痛み」「肌荒れ」が、ほとんどないのです。

さらに照射範囲が広く、比較的短い時間で、多くの部位の施術ができます。

こういったメリットから、光脱毛は一気に普及しました。

これにより、現在の美容脱毛ブームが始まったのです。

ブームになると、ニードル脱毛やレーザー脱毛でも、光脱毛に負けじと技術開発が進められました。

そのため、先述したようにそれぞれが、より安全で効果的な施術へと成長していったのです。

この成長がまた、美容脱毛のブームを加速させました。


まとめ

このように美容脱毛は、古代からどんどん進化しています。

かつての脱毛方法と比較すると、現在のものはかなり優秀ですね。

少ない痛みで、よりしっかりとムダ毛を処理できますからね。

そして、今もなお技術開発は進められています。

古代から続いてきたムダ毛の悩みも、今の世では手軽に解消できるようになったのです。