ニードル脱毛とは

2018-02-01 15:00:00

 ニードル脱毛とは、針と電気を使った脱毛方法です。


毛穴に針を挿入し、先端に流した電気の熱で毛乳頭を破壊します。


少し怖い感じもしますが、実はとても歴史のある、信頼されている脱毛方法ですよ。

実際に、アメリカのFDA(日本でいう厚生労働省のような機関)では、

「ニードル脱毛こそが唯一の永久脱毛方法」

と認められているくらいです。


ここでは、そのニードル脱毛の仕組みや効果、安全性をご説明しますね。


ニードル脱毛の仕組みは?


毛穴の中には毛根があります。

そして体毛は、その奥底にある毛母細胞から生まれて、成長します。


ニードル脱毛では、この毛母細胞の働きを停止させます。

細胞は生き物ですから、電気で過度に熱されると、元気に活動できなくなるのです。


そのためムダ毛が生えている毛穴にニードル脱毛を行うと、


毛母細胞が働きを停止する

ムダ毛が成長できなくなり、抜け落ちる

新しいムダ毛も生えてこない


というステップで、脱毛効果が出てくるわけです。


効果の高さと施術の回数


しかもニードル脱毛の場合、たった一度の施術で、この効果が出てきます。


しかも効果は、非常に長く持続します。


20年以上、ツルスベ肌を維持できている人もいるくらいです。


どうしてこれほど高い効果が出るのでしょうか?

それは、針で毛根を直接熱するためです。


光脱毛の場合、お肌に光を照射して、間接的に毛根を熱しますよね。

そのため一度に与える熱ダメージは少なめですし、十分な脱毛効果を出すためには繰り返しの施術が必要です。


それに対してニードル脱毛の場合、針先で直接毛根を熱します。

ダイレクトに電気を流されるのですから、そのダメージは絶大です。


これにより、毛母細胞は一発で力尽きたような状態になります。

もちろん力尽きた毛母細胞は、簡単には復活できません。

そのため施術後は、効果が何年も持続するわけです。


ニードル脱毛が、「永久脱毛が可能な脱毛方法」として認められているのは、そのためです。


安全性の高さは?


「そこまで熱するなんて、なんだか怖い…」

と感じる人も、中にはいらっしゃるかもしれませんね。


しかし、ニードル脱毛は決して危険な脱毛方法ではありません。

むしろ、安全性はかなりハイレベルですよ。


なぜならニードル脱毛は、美容脱毛の中では特に歴史が古い(130年以上!)からです。

その間、改善や改良の努力が続けられ、進化してきました。

だからこそ効果が高く、安全性も確立されているのです。


具体的には、まずは挿入する針が極細です。

ニードル脱毛で使われる針は、プローブと呼ばれている特別製。

その直径は、なんと約0.05~0.15mmです。

1mmの7~20分の1ですから、かなりの細さですよね。


そのため、小さな毛穴の中にもスムーズに挿入できます。

万が一別の場所にぶつかってしまっても、硬い針と違って突き刺さりません。

つまり、ほとんどノーダメージということです。


しかもプローブは、先端以外が絶縁体(電気を通さない素材)で包まれています。

毛穴への挿入後は、奥にある毛根のみに的確に電気を流すことができるわけです。

毛穴の内壁が熱されることがないので、火傷のリスクも低いと言えますね。


とはいえ、体の一部を熱するわけですから、施術中にはある程度の痛みが生じます。

チクッという瞬間的な痛みですが、それが不安という人は、事前に麻酔してもらうことも可能です。

(クリニックでのニードル脱毛のみ)


クリームまたは注射での麻酔です。

これにより、一層安心してニードル脱毛を受けることができますよ。


まとめ


このようにニードル脱毛は、非常に優秀な脱毛方法なのです。

最後に、特徴を簡単にまとめておきますね。


・電気針で毛母細胞を的確に弱らせることができる

・一度の施術で、脱毛効果が出てくる

・効果が年単位で持続するケースが多い

・施術中の痛みはあるが、クリニックでなら麻酔をしてもらえる


いかがでしょうか。

頑固なムダ毛を手っ取り早く除去したい人には、おすすめの脱毛方法ですよ。