お風呂で基礎代謝量アップ

2018-08-20 11:00:00

 基礎代謝量を増やすには、体温を上昇させることが肝心です。

体温が低い人ほど、基礎代謝が進みにくく、余ったカロリーが脂肪になりやすいからです。


そして体を温めるには、お風呂に入ることが効果的です。

毎日お風呂で体をしっかりと温めていれば、カロリー消費が進み、スリムになっていきます。


ただし。

単にお湯につかるだけでは、高いダイエット効果は出ません。


お風呂で基礎代謝量を増やすには、

①半身浴

②高温反復浴

③ヒートショックプロテイン入浴法

この3つのうち、いずれかを実践する必要があります。


それぞれ、どのような入浴方法なのでしょうか。


■半身浴


これは簡単に言うと、

「ぬるま湯に、下半身だけを20分つからせる」

という入浴方法です。


「半身浴では、全身が温まらないのでは?」

という気もしますが、実は意外とそうでもありません。


ぬるま湯でも、20分もつかっていれば、下半身は十分に温まります。

そして温まった下半身の血液が循環することで、上半身はもちろん体の芯まで温まります。

そのため基礎代謝量がアップするわけですね。


仮に、43度くらいの熱めのお湯に全身をつからせると、どうなるでしょうか?

この場合、のぼせやすいので、早めに浴槽から出ることになります。


十分に血液が循環する前に出てしまうので、体の芯は冷えたままです。

熱いお湯で、体の表面だけは温まっていますが、浴槽から出ればすぐに冷めます。

つまり、基礎代謝量は増えないということです。


このように半身浴は、ダイエットにはとても効果的なのです。


■高温反復浴


とはいえ、中には

「ぬるま湯だと、物足りない」

「半身浴だと、肩が冷えて辛い」

という人もいますよね。


そのような人は、高温反復浴を試してみましょう。

これは、

「熱めのお湯に短時間つかることを繰り返す」

という入浴方法です。


具体的には、以下の流れで入浴します。


①43度ほどのお湯に、3分間つかります。

肩までしっかりつかりましょう。


②浴槽から出て、5分ほど待ちます。

その間に体を洗っていても良いですよ。


③もう一度浴槽に入り、3分間肩まで温めます。


④浴槽から出て、5分ほど待ちます。


⑤3回目の入浴。

やはり3分間、肩までつからせます。


以上が、高温反復浴の流れです。

「3分つかって出て、5分待って、また入る」

これを繰り返すわけですね。


この方法なら、のぼせるリスクは少なめです。

それでいて、3回も浴槽に入ることで、体の芯までしっかりと温まります。


お湯につかる合計時間は9分ですし、待機時間には体を洗うことができるので、半身浴よりも早く入浴が終わります。

そのため、のんびり入浴する時間がない人にも、おすすめの方法ですよ。


■ヒートショックプロテイン入浴法


もっと早くお風呂から上がりたい人には、ヒートショックプロテイン入浴法をおすすめします。

これは、

「お風呂で上昇した体温を、入浴後も保つ」

という入浴方法です。


具体的には、まずは浴室や脱衣所を温めておきます。

バスタオルや着替えも、一緒に温めておきましょう。


そして浴槽に42度ほどのお湯を張り、約10分つかります。

これにより、体温は38度くらいまで上昇します。


そしてお風呂から出て、温かい脱衣所で、温かいバスタオルで体を拭き、温かい服を着ます。

これにより38度の体温が、少なくとも10分はキープされます。


つまり、

入浴の10分+保温の10分とで、合計20分間も体を温め続けることができるわけです。


もちろん血液はしっかり循環し、体の芯までホカホカになります。

その分、基礎代謝量もグーンとアップしますよ。


■まとめ


お風呂で基礎代謝を上げるには、以下の3つの入浴方法が効果的です。


①半身浴

ぬるま湯で、下半身を20分ほど温めます。


②高温反復浴

熱めのお湯に3分つかる→出て5分待つ。

これを3回繰り返します。


③ヒートショックプロテイン入浴法

お風呂で体温を38度まで上昇させます。

出た後には、温かい部屋と服とで、その体温をキープします。


いずれもダイエットには効果的な入浴方法!

リフレッシュもできるので、ぜひ試してみましょう。