女性の心身に効く精油の香り

2018-07-27 15:00:00

 精油にどんな作用があるか知っていますか?

癒しの効果やホルモンの働きを助ける香りだけではありません。

本格的な心身の不調を和らげる作用があります。

では精油は女性の身体にどんな効果があるのでしょうか?


精油の使い方は沢山ある!?


精油の使い方というとアロマディフューザーに垂らして、電気を使って薫らせる方法が一般的でしょうか。

精油は試してみたいけど、機械も買わなくてはいけないし面倒と思っている方もいませんか?

精油の吸入方法は電気や機械がなくても使用することができるんです。


【蒸気吸入】

簡単な方法に「蒸気吸入」という方法があります。

耐熱洗面器にお湯を入れて精油を落としたら、バスタオルを頭から被って顔を洗面器に近づけます。

蒸気を吸うことで喉の殺菌をしたり、香りの効果で鎮静作用が起きてよく眠れたりします。

喘息がある方や小さなお子さまは使用を避けましょう。


【マッサージオイル】

自分の体質に合ったキャリアオイルと精油を混ぜて身体をマッサージすることができます。

キャリアオイルはデトックス効果や保湿効果など自分が必要としている成分を見極めて選ぶと良いでしょう。

マッサージオイルは全身に使えるのでさすったり、ツボ押しや、頭皮を叩く動作にも使うことができます。

怪我や炎症がある患部は避けましょう。


【入浴】

お風呂や部分的に湯に浸けることで疲労回復や血行促進効果があり、美容ではデトックス効果もあります。

お湯に浸けることによって皮膚の温度が上がると精油は吸収が良くなり効果がアップします。

風邪でお風呂に入れないときも足湯をすることで、疲労回復効果と足を洗うだけでもリフレッシュできます。


【湿布】

精油を利用した湿布は自宅でもすぐにできるので、応急処置や気になったときにすぐに自分で始められます。

冷湿布は炎症や捻挫をした時に利用しますが、温湿布は慢性的な凝りや痛みに利用できます。

精油を落としたお湯にタオルを浸して温湿布をつくり、患部に当てるときは上からもう一枚乾いたタオルを当てて保温しましょう。


女性の悩みにも効果的!ブレンドで相乗効果も!?


【イランイラン】

月経痛やPMSで悩む方におすすめです。

気分の落ち込みや抑うつ状態になったときに効果的です。

動悸や呼吸を鎮めてくれるので、心を落ち着かせてリラックスした気持ちにさせてくれます。


ブレンド効果としてはネロリと合わせると不安感の緩和、ローズマリー・ローズ・アルガンオイルと合わせるとアンチエイジング効果があります。


【ゼラニウム】

月経周期や更年期などの感情の起伏に悩む方におすすめです。

リンパ系、肝臓、腎臓の強壮効果があるので気になる方はブレンドして相乗効果を期待するのも便利です。


ブレンドとしてはホホバオイル・ネロリ・マージョラムと合わせると月経前の下腹部や乳房の痛み予防、シャンプー剤・ティートゥリー、レモングラスと合わせるとフケ防止シャンプーとしても効果があります。


【リンデン】

あまり聞かない名前かもしれませんが、シナノキ科の花です。

リンデンの花は昔から咳や風邪の症状に効果的で使われてきましたが、花の粘液に皮膚を保湿させる成分があるため乾燥肌だけでなくアンチエイジングの目的として使用されるようになりました。

スキンケア時に少量使うだけで高い保湿効果が期待でき、肌の炎症や荒れを防ぎます。


ブレンドする場合はネロリ、イランイランなどの癒し系との相性が良いので、肌を若返らせるだけでなく心も穏やかにしてくれるので女性には嬉しい精油です。


【スイートオレンジ】

柑橘系のさわやかな香りで、気分を明るくして緊張を和らげる効果があります。

腹部を時計回りにマッサージをすると消化不良や便秘を助けてくれます。

オレンジの香りは子供のいる部屋で芳香浴を楽しむ場合も親しみやすい香りです。


ブレンドする場合はローズマリーやジンジャーと合わせるとむくみや冷えのマッサージに効果を発揮します。

ほとんど全ての精油と相性が良いのでマルチに対応できて便利な精油です。


精油は香りをただ楽しむだけでなく、心身の様々な悩みに対応できます。

また、自分が「良い香り」だと思った精油は心身が必要としているサインだとも言われています。

効果別に精油を選ぶのも良いですが、香りを嗅いでみて自分が気に入る香りを選んでみるのも必要なことかもしれません。

精油は病院や薬と違って自宅で自分でケアしたい方には最適です。

慢性的な痛みや定期的にやってくる悩みにぜひ活用してみましょう!