なぜダイエットがうまくいかない!?後編

2018-06-14 14:00:00

 「ダイエットの停滞期」に今すぐすべきこと


「ダイエットの停滞期」は、体が痩せた状態に慣れるまでの期間でもあります。 1日でも早く体を痩せたい状態に慣らしたうえで、痩せやすい体質を維持するためには、どのようなことをしたらいいのでしょうか。 食事面と運動面にわけて、「ダイエットの停滞期」に今すぐすべきことを見ていきましょう。


 


食事面からできること

まずは、ダイエットのために極端な食事を続けている方は、食事のメニューや量を見直すようにしましょう。 とくに、極端に少ない食事量や偏ったメニューによって、栄養バランスが崩れて、体への大きな負担になっていることがあります。


同時に、極端な食事は精神面にも大きなストレスとして悪影響を与えていることが少なくありません。 とくに、ダイエット中に頭痛や便秘、疲労感や脱力感、気持ちの落ち込みがある場合は、ストレスが限界になりかけているサインです。


極端な食事制限によって、筋肉が落ちている可能性があります。 まずは肉や魚を食べて、筋肉を作るたんぱく質をしっかりと摂るように心掛けます。 たんぱく質を摂ることによって、筋肉量を取り戻して、カロリーを消費するために重要な基礎代謝を高めていきましょう。


また、塩分のコントロールも重要です。 食事を制限するあまり、水やお茶などで水分を中心に摂っていた場合、塩分の摂りすぎによって体内に余分な水分が溜まっている可能性があります。 余分な水分は、体重が落ちにくくなるだけでなく、むくみの原因になるため、できるだけ早めに体外に排出する必要があります。


炭水化物や糖質を上手に摂る方法としては、ご飯などを食べる前に食物繊維が豊富な野菜などを先に食べる方法があります。 食物繊維が腸内に広がっていると、糖質の吸収が緩やかになり、血糖値が急上昇しにくくなります。 これによって、血液中に糖質が余りにくくなり、体脂肪として溜めこみにくくなるのです。



運動面


食事制限だけでダイエットを進めていた方は、ウォーキングやストレッチなど、軽めの運動を取り入れましょう。 基礎代謝を高めるために重要な筋肉に刺激を入れて、筋肉量を増やすことができます。


ただ、すでに運動を始めている方は、安易に運動量を増やすと逆効果になることがあります。 とくに「ダイエットの停滞期」になると、体重が落ちない事への焦りから、つい運動量を増やしがちです。


しかし、自分の体力以上の運動になってしまうと、運動によるストレスや疲労感がどんどん溜まっていきます。 これによって、せっかく習慣化した運動を止めてしまい、ダイエットが中断することも珍しくありません。


体脂肪を燃やすために効果的な有酸素運動を行っている方は、今のペースを維持することで、体が「ダイエットの停滞期」から脱するのを待ちましょう。


また、「ダイエットの停滞期」に少しでも運動面でダイエット効果を高めるためには、筋肉量を増やす運動を取り入れることが大切です。 そのためには、体の中でもとくに大きな筋肉を中心に、筋トレをする方法がオススメです。


食事を制限したうえで、有酸素運動を続けていると、筋肉は同じ運動をしてもできるだけカロリーを消費しないように、その量を落としていきます。 筋肉量が落ちることは、運動以外でカロリーを消費するために重要な基礎代謝が落ちることになります。 それを防ぐために、筋トレによって筋肉量を増やして、基礎代謝を高い状態に維持することが大切です。


 


「ダイエットの停滞期」を乗り越える工夫を!


ダイエット中に体重が落ちにくくなる「ダイエットの停滞期」は、体が痩せた状態になれるために重要な期間でもあります。 体重が落ちにくくなっても焦らず、現在進めているダイエットの中で見直せるところを見直していきましょう。


「ダイエットの停滞期」を乗り越えて理想の体型を手に入れるために、食事面や運動面でご紹介した工夫を取り入れてみませんか?