本当はNG!?肌に悪影響なフェイスケア

2018-07-23 15:00:00

 私たちが普段から使っている洗顔や基礎化粧品は本当に安全でしょうか?

「肌が潤う」「肌が若返る」と言われている化粧品にも実は肌にとってNGな物質が入っていたり、フェイスケアの方法が間違っていたりするのです。

本当の肌の為になるフェイスケアとはどんなものなのでしょうか?


本当はNG!?界面活性剤とは


もともと「界面」とは混ざり合うことのないもの同士の境目をいいます。

例えば油と水です。

この2つは決して混ざり合うことがなく、はっきりと境目があります。

これに対して「界面活性剤」を使うと分解されて2つが混ざり合うようになります。

化粧品のファンデーションには石油成分が使われていることが多く、洗顔時に水洗いしただけでは当然メイクは落ちません。

でも界面活性剤入りの洗顔を使うことでクレンジング料がメイクに馴染んですっきり洗い落とすことができるのです。

シャンプーなども整髪料を使っていたりするので同じことが言えます。


ではこの界面活性剤はなぜNGなのでしょう?

界面活性剤には油と水を混ぜ合わせるような強力な分解力があります。

ただ、この分解力は人間の肌にある皮脂油も分解してしまうのです。

洗顔をしたときにスッキリ汚れや皮脂が落ちているのはとても気持ちが良いことですが、肌が必要としている皮脂まで奪ってしまうのです。

必要な皮脂まで奪われた肌は乾燥しやすくなります。

乾燥することで、肌の免疫機能は低下し紫外線の影響を受けやすくなったり、老化の原因になってしまうのです。


界面活性剤は便利ですがデリケートな肌や頭皮には影響が強すぎることがあります。

最近では界面活性剤不使用の製品も増えているので、顔料だけでも不使用の製品に変えてみるのも良いでしょう。

また、メイクをしっかり落とすためにも界面活性剤入りの顔料を使いたい方は、なるべく短時間で洗顔を終わらせて界面活性剤が肌に触れる時間を短くしましょう。


擦りすぎNG!?洗顔とマッサージ


さきほど界面活性剤の話で洗顔時間を短くする提案をしましたが、その理由は界面活性剤だけでなく擦ることそのものにも原因があります。

顔の肌は毎日何回くらいの摩擦を受けていると思いますか?

洗顔、化粧水、乳液、美容液、下地、コンシーラー、ファンデーション、チークなど朝の準備だけでも何十回もの摩擦を受けています。

これに昼のメイク直しや夜の洗顔からスキンケアを含めたら、他の肌との摩擦とは比べ物にならない回数になります。


決して刺激に強くない顔の肌ですが、この回数を考えると肌の不調を感じたときのフェイスマッサージなんていかがなものかと悩んでしまいますね。

肌の摩擦は炎症の原因となり、炎症はシミの第一歩とも言われているので老化を促してしまいます。

丹念なスキンケアも大切ですが、紫外線を浴びた時や肌が疲れているなと感じたときは過剰なフェイスケアは必要ありません。

オールインワンなど1度塗りで済むケアや美容液パックなどで済ませてしまうのも肌のためにもなりますし、肌と同様に疲れている自分自身のためにもなります。


その他の化学合成物質


他にも「パラベン」と言われる防腐剤や、「ポリエチレングリコール」と言われる保湿剤です。

よく化粧品の成分表示に「PEG」という文字を見かけませんか?

それがポリエチレングリコールです。

ポリエチレングリコールは保湿剤なら肌に良さそう!と思うかもしれませんが、実は毒性があり発ガンする可能性がある物質として知られています。

「PEG」はだいたい隣に数字も表示されているのですが、数字が小さいほど肌に浸透しやすいので危険です。

「PEG」数値が12以下の製品はなるべく避けた方が良いでしょう。


また防腐剤の役割をしている「パラベン」も発ガンする可能性がある物質が含まれており、ホルモンバランスの乱れも報告されています。

「パラベンフリー」の製品は安全な反面、使用期限が短いデメリットはありますが少量ボトルを買うようにして開封後はなるべく短期間で使いきるようにしましょう。


私たちが普段当たり前のように使っている製品には、実は危険なものが沢山あります。

中には基準をクリアしていて、肌に影響がない少量を含有している場合もあります。

でも毎日行うスキンケアですから、少量でも肌に影響するのは避けたいですよね。

とくに最近の化粧品は進化していて浸透力が高い製品が多いので、化学物質も一緒に浸透して蓄積されてしまうと肌トラブルの原因になります。

毎日使うケアだからこそ、安全で正しい方法を選んで本当の健康美肌を目指しましょう!